
髪のベースメイクが重要な理由

少しシビアなお話になりますが、スキンケアは肌の状態に合わせて変えるのに、髪にはずっと同じシャンプーを使って状態に合わせて変えていない人も多いと思います。
20代、30代までは髪型や色で魅せる事ができましたが、年齢を重ねるにつれてお化粧に例えると「盛っても以前より映えない」現象が起こり始めるのを感じたことはありませんか?
大人になるにつれて、お顔のメイクアップよりもスキンケアやベースメイクに力を注いでいる方は多いと思います。50代の私も同じです。
意外に見落としがちですが髪も同じなんですね。
髪も肌と同じように、シワやくすみと似たような現象であるうねりやツヤ、ハリ感の低下を感じている方は多いと思います。
それらのトラブルはスキンケアやベースメイクと同じように毎日のお手入れやサロンでのケアで整えることができます。
きちんと整えられたお肌があってこそ、その上にする「メイクアップ」が映えるという感覚、伝わりますでしょうか。
じつは髪も同じで、きちんと整えられたベースがあってこそヘアカラーやヘアアレンジ、パーマなどが映える仕組みなのです。
効果的なヘアケアは意外とシンプル

いちばん簡単なヘアケアは、今のご自分の髪の状態に合っている洗浄剤(シャンプー)とトリートメントを使うこと。髪は皮膚と違って自ら潤いを保つ力がとても弱いのです。ヘアカラーなどの化学処理をした髪はなおさらです。
なにか手間のかかることを習慣化しなくてはいけないイメージがあると思いますが、意外に髪はそれだけです。
もう一つ付け加えてもお風呂上がりのアウトバストリートメントを使うことくらいです。
お肌となると、クレンジング、洗顔、導入化粧水、保湿化粧水、乳液、美容液、クリーム、下地・・・などアイテム数が多いですよね。
髪は使ったとしてもシャンプー、トリートメント、アウトバストリートメント、仕上げのスタイリング剤。せいぜい4アイテムです。髪にはそんなにいろいろつけられませんからね。
最近は「これ一本で」の、マルチオイルなども人気ですよね。
ヘアケアアイテムで重要視したいのは「洗浄」

この4アイテムの中で何を一番重要視するかといえばシャンプー、「洗浄するアイテム」です。
お肌もクレンジングや洗顔は品質の良いものを使ったほうがいいと言うのは、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
なぜなら、シャンプーや洗顔は「与えるケア」ではなく「取り去るケア」だからなおさら気をつけたいのです。
髪は肌のように自己修復力を持たない
肌は傷や乾燥を自ら修復する力がありますが、髪は自らを修復することができないので、洗浄や熱や加工で簡単にぱさついたり、色落ちするのです。
シャンプーで髪を傷めないのは、こういう理由なんですね。
奪い去らないで、足りない分は与えてあげる。それが髪のベースメイクの基本です。
さらに、食べ物からタンパク質やミネラル、ビタミンを摂ることは新しく生える髪にとってとても大切なことです。特に美容も体も気になる大人世代は意識したいですよね。
すぐに髪の質感を整えたいときはサロンケアが有効
サロン専用のシャンプー、トリートメントにはダメージケアに効果的なものもありますが、パサツキやダメージを強く感じる人ほど、おうちケアでは物足りないと感じることもあると思います。
イメージ的にはホームケアは「良いコンディションの維持」、サロンケアは「お家でできない領域のケア」です。

髪質に合わせたアイテムを選べるヘアケアのセレクトショップ
特に、もともとの髪質がくせ毛の場合、ダメージはさほどなくてもザラつきやツヤのなさ、広がりなどに悩まされることも多いでしょう。
そんなときはサロンでカラーをしたときなどのタイミングでサロンメニューのトリートメントを行うと質感が良くなったり、乾燥が原因の軽いうねりや広がり程度なら髪がおさまりやすくなるケースもあります。
私のメニューでは、ヘアビルドケアというメニューでサロントリートメントメニューをご用意しています。
15分程度と時短なのにしっかり集中ケアし、夏の紫外線の時期にも好相性です。即効でぷるツヤ髪を取り戻したい人はぜひお試しください。
