かんたんに作れる自然派コスメ|カレンデュラオイル
寒くなってくると皮膚の乾燥が気になりますよね。
今回はカレンデュラオイルの作り方をご紹介します。
カレンデュラオイルの特徴
- βカロテン・・・抗酸化作用
- 低刺激性
- 皮膚を柔らかくする、潤いを保つ
- 炎症を和らげる
- 妊婦さんの肌ケアにも人気のオイル
カレンデュラはキク科の植物
- カレンデュラはキク科の植物
- ヨーロッパではポットマリーゴールドと呼ばれることも
- 日本名ではキンセンカ
- 古くから薬用や食用として親しまれてきたハーブ
- ここでは花びらを乾燥させたものを使用します
- ハーブ専門店などで購入できます
- 無農薬のものをおすすめします
カレンデュラオイルの材料
カレンデュラオイルの材料
・カレンデュラ乾燥(できれば無農薬栽培のもの)5g
・お好みの植物性化粧用オイル 50ml
・コーヒーのペーパーフィルター1枚とドリッパー
・濾したオイルをためるガラス容器(ふたなし)
・オイルを保存するガラスの保存容器(密閉できるもの)
・小分け用化粧品ミニボトル(お好みで/100円ショップなどで購入できる化粧品小分け用のミニ漏斗があると便利)
オイルを入れる容器はあらかじめアルコール消毒しておくと衛生的です。
オイルの選び方
ベースとなるオイルはお好みのものでよいです。
ホホバオイルはいろんなケアに使いやすいオイルです。
オイルは化粧品材料専門店などで購入するのが安心です。
- ややしっとりが好きな人・・・スイートアーモンドオイルなど
- 濃厚なしっとり感が好きな人・・・オリーブオイルなど
(食用はNG、化粧品用のもの)
精製されたオイルと無精製のオイルのちがい
手作りコスメ、アロマオイル(精油)などがお好きな方はご存知かと思いますが、植物性オイルには精製されたものと、未精製のものがあります。
例に例えるとお米の精製のようなもので、完全に籾殻を取り除いた精製米は味のクセも少ないですが、胚芽など栄養素を含む部分も取り除かれています。
反対に玄米は繊維質が多く、色も風味も独特ですが栄養素をまるごと摂れるのでヘルシーですよね。
精製済みのオイルが向いている人
- お肌が敏感、香りに敏感な方
- くせのないものが好きな方など
無精製のオイルが向いている人
- 健康肌の人
- 素材そのものの栄養素や香りを楽しみたい人など
オーガニックということばの意味
オーガニックとは?
- 日本語では主に「有機」という意味
- 有機農法=化学肥料を使わない農法
- 原料の植物が一定期間、農薬を使わない土壌で育てられているという意味
- オーガニックコスメ=有機農法で作られた植物のエキスなどが配合されたコスメ
- 世界中にさまざまなオーガニック製品の認証機関がある
カレンデュラオイルの作り方手順
酸化を防ぐため未使用の割り箸など清潔なものでハーブをオイルに完全に浸すことがポイント。
日付や内容物を書いたラベルなどを貼っておくと便利。
②蓋をして日の当たらない涼しい場所に2週間ほど置きます。
一日一回程度容器を優しく揺らして中身を混ぜます。
シェイクしないで下さいね!
③二週間後鮮やかな黄色のカレンデュラオイルが出来上がっています。
別な清潔な容器にコーヒーフィルターをセットして漬け込んでいたオイルとハーブすべてを注ぎます。
完全に濾し終わるまで自然に放置します。全部濾し終わったら完成です。
④使いやすくしたい人は、小分けの容器にオイルを注ぎます。
瓶から直接オイルを取り出すより使いやすいし、衛生的です。
オイルには防腐剤が入っていないので大きな瓶などのときは、スプーンで取り出すなど指で直接触れないよう気をつけましょう。
手作りオイルの使用期限は2週間程度
- 手作りコスメは防腐剤が入っていないため2〜3ヶ月で使い切るのが安心
- 日の当たらない高温多湿ではない場所で密閉して保管
- 雑菌が入らないようにあらかじめ容器をアルコール消毒
- オイルの中に指を入れたりしないよう気をつける
手作りコスメで気をつけたいこと
最後に手作りコスメを安全に楽しむために気をつけたいことをまとめておきます。
・防腐剤が入っていないため使用期限が2ヶ月程度
・少ない量をつくるのがおすすめ
・冷暗所で保存
・この手作りコスメレシピはご自身がご家庭で使うためのものです。
手作りコスメを商用目的で製造、販売することは薬事法の規制対象になります。
(コスメの製造販売には、化粧品製造業許可、化粧品製造販売業許可が必要です)
※サロンでご提供しているメニューで使用しているものはすべて化粧品として業務での使用が認可された製品です。
化学物質を含まない穏やかな肌触りの手作りカレンデュラオイルでこの冬を楽しんでくださいね。
オイル初心者の方はホホバオイルなど軽めのオイルを選ぶのが良いでしょう。