
- UVAとUVBの違い
- SPFとPAとは?
- 紫外線吸収剤と紫外線錯乱剤の違い
- 野外活動の種類による日焼け止め選び
- 日焼け止めを塗り直す時間の目安
- 髪の日焼け止めスプレーのつけ方
- 髪の日焼けを防ぐヘアスタイル
- 紫外線を受けたあとのヘアケア
このページでご紹介しているUVスプレーはサロンご来店者限定商品です。

髪の紫外線対策UVスプレー2品
髪用のUVスプレーにはこんなメリットがあります。
- 感染対策の面でも手にとらないので衛生的
- 髪にまんべんなくつけやすい
- 外出後もつけ直しやすい

今回ご紹介するのは以下の条件を満たす髪のUV対策スプレーです。
- 肌への使用時にクレンジング剤がいらない(シャンプーで落とせる)
- 白くならない
- 保湿、補修成分が含まれている
- SPF50、PA++++
サロンご来店歴のあるお客様にご購入いただけます。
COCCUノンケミカルUVスプレー

- SPF50+/PA++++
- オレンジ、パチョリ(精油)の香り
- ノンケミカル
- 専用クレンジング不要
- 髪にも体にも使える
- オイルケラチン配合で毛髪補修作用も
- 髪の保水力をUP(生コラーゲン配合)
- 髪の強度をサポート
- オーガニック認証成分配合
- 12種のオイルを配合
- キャップレスのボタンロック式
NOTIO UVモイストバリア(ビターオレンジ)
- SPF50+/PA+++
- ビターオレンジの香り
- 髪にも肌にも使える
- リスク管理された香料の国際使用基準、IFRA証明書取得香料配合
- 敏感肌用パッチテスト済み(必ずアレルギーが起こらないという保証ではありません)
- エルカラクトン、CMC類似成分で毛髪補修作用も
- 湿気による広がりを押さえる(グリセリン等吸湿成分)
- 髪と肌に質感の良い紫外線吸収剤
低SPF値の日焼け止めはこまめに塗り直す
SPF50など野外での長時間の活動では、しっかりと紫外線を防御する必要があるため紫外線吸収剤が配合されていることが一般的です。
とても皮膚が過敏な人は酸化亜鉛や酸化チタンなどの紫外線吸収剤フリーの日焼け止めを選ぶ方も多いと思います。
SPF15など数値が低めの日焼け止めは持続時間が短いためこまめに塗り直すのがコツ。
敏感肌の人は汗を拭いてから塗り直す
また、敏感肌の人は汗をかくことでかゆみが出やすくなったりしやすいので、塗り直すときに一度汗を拭き取ってから日焼け止めを塗ることをおすすめします。
UV-AとUV−Bの違い

UV-Aはシミ、シワのもとになる紫外線
UV−Aは波長の長い紫外線で、日中の屋内で窓ガラス越しでも届くような紫外線です。
シミやシワなどの原因になると言われています。
PA値でUV-Aの防御力を表しています。

下の数値は光線の波長の単位、nm
UV-Bは赤くなる日焼けを起こす紫外線
UV-Bは日に焼けて肌が真っ赤になってしまう紫外線です。
これはサンバーンといい、やけどのように熱を持つこともあります。
日焼け止めではSPF値が高いほどUV-Bを防ぐ力が高くなります。
SPFとPAってどういう意味?

SPFとは?
SPFはUV-B波を防ぐ効果の指標です。
肌が赤くなるサンバーンという日焼けを防ぐ指標です。
数値が高いほど紫外線B波を防ぐ力が高いです。
PAとは?
PAとはUV−A波を防ぐ効果の指標です。
日中、屋内で窓越しにまで届くような波長の長いUV-A波を防ぐ効果の指標です。
シミやシワ、たるみなどの原因になります。
+の数が多いほどUV−A波の防御効果が高いことを示します。
現在は++++が最高です。
紫外線吸収剤と紫外線錯乱剤の違い
紫外線吸収剤の特徴
紫外線吸収剤は紫外線を吸収して肌を防御するはたらきを持っています。
比較的SPF値の高い日焼け止めに使用されていることが多いです。
紫外線錯乱剤の特徴

紫外線錯乱剤は紫外線を反射して肌を守るはたらきを持つ成分です。
紫外線吸収、紫外線錯乱剤がバランス良く配合された日焼け止めも
紫外線吸収剤フリーという商品をよく見かけますが最近は肌負担の少ない紫外線吸収剤、紫外線錯乱剤をいくつか組み合わせて配合した日焼け止めもあります。
敏感肌だけどしっかり紫外線を防ぎたい人はそのような商品が使いやすいかもしれません。
活動別日焼け止めの選び方
日焼け止めを選ぶときは活動時間の長さによってSPF値、PA値を選ぶのが効率的です。
SPF値が高いほど塗り直さなくて良いという意味ではありません。
長時間炎天下の活動にはSPF、PA値高めをチョイス

真夏の炎天下でのランニングやサイクリングのときなどはSPF、PA値が高い日焼け止めが効果的です。
また、海水浴などでは水や汗で落ちにくいウォータープルーフのものを選ぶのがおすすめです。
敏感肌の人には刺激を感じるものもありますのでパッチテストをしてから使うと安心です。
短時間の活動ならSPF20〜30程度あれば充分

ゴミ出し、洗濯物を干すなど短時間の野外活動ならSPF20〜30程度の日焼け止めでも充分です。
SPF値が低めな日焼け止めは乳液や、ジェル状などさらっとしたものが多いのもポイントです。
石鹸で落とせるものや子供も使える低刺激性の商品もあります。
日焼け止めを塗り直す時間はどのくらい?
日焼け止めの効果は時間経過とともに低下していきます。どんなにSPF値が高い日焼け止めでも、塗り足さなければ最大の効果を発揮することができません。
日焼け止めは2〜3時間に一回塗り直すのがベストとされています。
髪にUVスプレーを付けるときは15〜20センチ離して

スプレー剤を噴霧しているイメージ
髪をめくってまんべんなくふりかけると効果的です。
日焼け止め以外の髪の紫外線対策

髪をまとめる
髪をおろしたまま外に出ると特にロングヘアの場合、表面積が広いため全体的に日焼けしやすいです。
髪への紫外線ダメージを防ぎたい人は、UVスプレーに加えてコンパクトに髪をまとめると紫外線が当たる表面積を少なくすることができます。

帽子や日傘についてはここでは割愛します。
髪にUVスプレーをつけたあとのヘアケア

UVスプレーを使ったあとの3ステップケア
- 洗浄力のマイルドなシャンプーで洗う
- 補修、保湿効果のあるトリートメント(洗い流すもの)
- 補修、保湿効果のあるアウトバストリートメント(洗い流さないもの)
この3ステップでお手入れをするのがおすすめです。
シャンプーはアミノ酸系、ベタイン系、コラーゲン系洗浄剤など、すすぎ時にきしみにくい洗浄ベースを配合したものがが使いやすいです。
紫外線を受けた髪はなるべく早くにケアをしたほうがダメージの進行を遅らせます。
髪の紫外線対策、UVスプレーのまとめ
- UV-AとUV-Bの違い
- SPFとPAの違い
- 紫外線吸収剤と紫外線錯乱剤の違い
- 活動時間が長いときはSPF値、PA値の高めな日焼け止めをチョイス
- 日焼け止めは2〜3時間で塗り直して
- 髪にUVスプレーを付けるときは15〜20センチ離して
- 広範囲の髪ダメージを防ぐにはなるべくコンパクトなまとめ髪に
- 髪にUVスプレーを付けたあとはマイルドな洗浄成分のシャンプーで丁寧に洗い、補修効果のあるトリートメントを
しっかり日焼け対策して楽しい夏をお過ごしくださいね。
参考書籍:ヘアケアマイスターブック、化粧品成分ガイド第7版
イラスト出典:Canva
髪の日焼けダメージが気になっている人に髪にも使えるUVスプレーをご紹介します。
また、知っておくと役立つ髪や肌の紫外線対策のポイントもまとめました。